失くした体

2019年11月30日
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普通に楽しめた
67点

カンヌでネスプレッソ大賞を獲得したフランスのオリジナルアニメーション映画。

失くした体



切り落とされた右手は、本体を求めて動き出した。やがて右腕は、パリの町をさまよううちに、元の自分であったナウフェルの過去を思い出していき……。

正直、よくこんなこと思いつくなぁと感心した。
加えて、それ以上にすごいと思ったのは、この企画が通って、なおかつ配給されたってことだ。
おそらく日本で同じことを思いついたとしても、企画の段階でポシャる。
ここら辺がNETFLIXのすごさなのか、とあらためて思わされた。

アニメーションとしての表現も独特でとても面白い。
ただ、僕はどうしてもこの主人公が好きになれなかった。
鈍くさく運も付いていなくて、底辺に近い暮らしをしている彼は、なぜか自分のことをほぼ全肯定している。
それも前向きにではなく、後ろ向きにだ。

言ってしまえば周りのことを考えられない自分勝手。
それでいてまるで悲劇の主人公気取りな態度は、観ていて気持ちが悪かった。
上手く言えないけど、プライドの高い乞食を見ているような感じ。
本当、ダメだった。

※ほか、ちょっと。
・この嫌悪感が同族嫌悪じゃないことを心から願う。
・日本のアニメではできないことをやっているという点ではすごいとは素直に思う。
・NETFLIXの映画への進出がすさまじい。そのうちすごい大作や良作も飛び出してくるんじゃないだろうか。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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