ビブリア古書堂の事件手帖

2019年12月29日
0
0
おススメの一本
70点

三上延の人気ライトノベルシリーズを三島有紀子が実写映画化。

ビブリア古書堂の事件手帖



亡くなった祖母が大切にしていた漱石全集の中にサインか入ったものを見つけた五浦大輔は、その本が売られていたと思われるビブリア古書堂を訪れる。中にいた黒髪で清楚な栞子は、本を見るなり、秘密が隠されていることを見抜くが、その秘密を語ろうとはしなかった。自らが本を読めない体質ということもあり、大輔はさらに本の秘密を知りたいと願い、ビブリア古書堂で働きはじめるのだが……。

ライトノベルが原作らしいが、そんなに浮いた感じもしないし、ミステリーとして素直に上手いなぁと思った。
現代と過去とで二つの大きな物語が進行し、それにまつわる小さないくつかの謎も展開する。
そして、最後にはそれらが合わさって全体しての謎がきれいに解決される。
登場人物を見れば、犯人は誰だかはすぐわかるので、犯人探しの要素はないが、その動機やどうやって犯人にたどり着くかの面白さがあるので、楽しく観られる。

本好きな人にも、本が好きでない人にも、本を愛している人にも、何かを書きたいと思っている人にも、誰もが共感できるような設定になっているのも上手い。
また、本を見ただけで状況を把握してしまう様子は、シャーロック・ホームズを彷彿とさせる。
この辺り、嫌みになりそうなところも、きれいに描いていてミステリーとして上質だと思った。

原作を読んでいないので、比較等はできないが、単体の映画として十分魅力的だと思う。

※ほか、ちょっと。
・それにしても、祖父が一番気の毒すぎる。
・成田凌は、全盛期の窪塚洋介に似た魅力がある。あの危うさとか脆さとか狂気がにじむところとかたまらない。
スポンサーサイト



ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

Comment 0

There are no comments yet.