1917 命をかけた伝令

2020年02月18日
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普通に楽しめた
57点

サム・メンデス監督が全編ワンカットで撮った戦争映画。

1917 命をかけた伝令



第一世界大戦の最中、ドイツ軍が撤退した振りをして待ち構えているという情報を手に入れたイギリス軍は、最前線の兵士たちに攻撃停止を命令すべく、二人の伝令を派遣する。選ばれた若き兵士、ブレイクとスコフィールドは、命令を伝えるべく、敵が残っているかもしれない戦地を進むのだが……。

全編をワンカットで撮るというかなり実験的なことを大作でやっているのは面白い。
ただ、手法(テクニック)は主題(テーマ)と絡み合ってはじめて意味を持つ。
その点で、この映画にこの手法が会っているかどうかはとても微妙。

たぶん、緊迫感とか臨場感を出したくてやっているのだとは思うんだけど、それをできすぎた展開とやたらと煽ってくるホラー映画のような音楽が台無しにしている。
最後の最後、戦場を駆けながらも伝令を果たそうとするシーンや、その後の現場との対立、ブレイクの兄との対面などは、戦争映画としての重さもあってとてもいい。でも、逆を言えばそこら辺しかよくない。
特に途中は、まるでゲームのような展開と画面構成になるので、観ていて厳しかった。

これをこの手法でやる意味はあったのか。
そもそも戦争映画にする意味もあったのか。
個人的にはなかったと思う。

※ほか、ちょっと。
・これならむしろゾンビ映画とかにしたほうがよかったんじゃないだろうか。
・戦争映画の要素はほとんどないです。
・全編ワンカットの撮り方は「ヴィクトリア」というドイツ映画で一気に有名になりました。こちらは普通に面白いです。
・手法と主題が合っているという点では「アイスと雨音」が群を抜いています。これは全編ワンカットで撮らなきゃ意味がないとまで思える映画です。最高に面白いです。
・大作でやったという点だけは素晴らしかったとは思いました。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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