ロリータ

2020年05月02日
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普通に楽しめた
57点

ロリコンの語源で知られるウラジミール・ナボコフの小説「ロリータ」を映画化した二度目の作品。

ロリータ



仏文教授のハンバートは、下宿先の未亡人の娘ドロレス(ロリータ)に心を奪われてしまう。やがて、彼はドロレスと共に過ごせるという目的のためだけに、未亡人からの求婚を承諾。だが、ある日、秘密にしたためていた日記を未亡人に見られ、事態が発覚してしまう。慌てるハンバートだったが、未亡人は錯乱した結果、車に撥ねられて即死。彼は決意し、ロリータとの生活をはじめる。放浪の旅、大学生活、また放浪の旅。肉体関係を持ちながら、二人は生活を続けるが、ハンバートはだんだん大人びて反抗的になっていくロリータに不安を募らせはじめていた。そしてある日、ロリータは姿を消す……。

これを一途な恋って捉える人もいるんだろうけれど、僕は正直に病的で気持ち悪いと感じてしまった。
ロリータを求めるあまりに母親と結婚するというのも気持ち悪いし、ロリータとのセックスを前にして喜悦の表情を浮かべるのもまた気持ち悪い。
服装や言動、歯の矯正具を付けている設定など、映画はロリータの子どもらしさをより強調しているだけに、その気持ち悪さは余計に増す。

パンツを見せられても、仮に裸を見せられたとしたってなんとも思えないような子どもに、執着し、セックスまでしてしまう、というのは、心理的にはわかっても共感はできない。
冷たいけれど、ああ、ロリコンって本当に変態なんだな、と感じるだけだ。

ドロレスがハンバートを無条件に受け入れてない以上、これを愛の物語と呼ぶのも無理があるだろう。
ハンバートの愛は一方的な押しつけに過ぎず、結果として実ることもない。
最後にキルティという本物のど変態(性的嗜好なロリコン。皮肉なことにロリータは彼に恋い焦がれている)が出てくるので、多少ハンバートの愛が肯定されている感じもするが、それでも少しマシなだけで、気持ち悪い愛であることに変わりはない。

そもそも成就しない愛は、すべてが醜いものだとも言える。
その意味ではロリコンが否定されるわけではないとも思うが、心情的に受け付けないのはどうにもしようがない。
自分はわりとロリコン容認派だと思ってた僕でもこうなのだ。もっと気持ち悪いと感じる人もきっといるだろう。
逆に、これこそ愛だと思うロリコンの人もいるのかもしれない。

愛って複雑だな。でも、このロリコンは気持ち悪いよ。

※ほか、ちょっと。
・こういう題材を描くなら、歪なセックス描写を入れるべきだったと思う。そこら辺はあっさり流されてて、なんかなぁと感じた。ま、問題が多いから入れられなかったのかもしれないけれど。
・観たことないけど、キューブリック版の「ロリータ」はまた違うらしい。少しだけ気になる。
・主役の人、どこかで見たことあるなあと思ってたら「ダイ・ハード3」の悪役のボスの人だった。
・うーん、このロリータは可愛くない。
・女子高生映画とかは好きだけど、どうやら僕はロリコンではないみたいです。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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