きっと、うまくいく

2020年05月09日
0
0
心が震えました
76点

世界中で大ヒットを飛ばしたインドのコメディ映画。

きっと、うまくいく



エリートが集まるICE工大で、自由気ままなランチョーと同室になったファルハーンとラージュー。二人は、校長や教師にも平気で盾突くランチョーに惹かれていた。しかし、ランチョーが引き起こすのはいつも問題ばかり。やがて、校長に目を付けられた三人は、卒業すらも危うくなっていき……。

こんなにベタでいいのか、と思うぐらいの設定と展開なのに、それがまったくマイナスになっていない。
それどころか、痛烈な学歴社会への風刺ともあいまって、とんでもない楽しさを生み出している。
どこにも嫌味がまったくない、というのもすごい。
とにかく観ていて心地いいのだ。

ランチョーの語る「勉強論」は真に迫っていて、ファルハーンとラージューの二人の胸を打つ。
それは単純に爽快な意見だ。でも、映画はそこにもしっかりした理由を用意している。
ただ「楽しい」だけではなく、映画としての満足感を味わせてくれるのは、そのためだろう。

もっと言えば、この映画はひたすらに伏線の張り方が上手い。
何も考えていないような展開が続くのに、あちらこちらにしっかり張られた伏線が、最後には収束される。
これは、見事としか言いようがなかった。

でも、なんと言ってもこの映画最大の魅力は、やっぱりノリと青春っぽさだろう。
友人たちと過ごすひと時の大学生活が生き生きとテンポよく描かれるのは、観ていて自然と微笑ましくなる。
だからこそ、後半の大人になってからランチョーを探す展開にもワクワクさせられる。

冒頭から最後まで、期待を裏切ることなく突っ走り抜ける。
この爽快感と気持ちよさは忘れられない。

※ほか、ちょっと。
・表現の幅が広いのにも驚いた。踊りや歌が入ったり、白黒になったり、その他いろいろ演出が変わったり、を自然にやって見せている。この辺はインド映画の層の厚さなんだと思う。
・最後のほうの、理数系の生徒たちがみんなで協力して出産を助けるシーンも胸アツでいい。
・コメディセンスも抜群です。ずっと笑って観ていました。
スポンサーサイト



ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

Comment 0

There are no comments yet.