まともな男

2020年05月14日
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観ておきたい一作
71点

ミヒャ・レヴィンスキー監督によるスイス映画。

まともな男



中年のトーマスは、家族でスキー旅行に行く計画を立てる。しかし、妻と娘は乗り気ではなく、成り行きで上司の娘ザラも付いてくることになる。その晩、ザラは姿を消し、見つけだしたトーマスに「レイプされた」ことを告げる。警察に行くことすらも拒むザラを思い、トーマスは秘密にしておくことを誓う。しかし、その嘘がきっかけとなり、彼は次々と嘘をつかなければならなくなり……。

ただ嫌われない、いい人でいようとしているだけの男が追い込まれていく理不尽さが怖い。
状況はどんどんと悪くなり、理不尽さも度合いを増していく。
トーマスは何も悪いことをしていない。ただ、いい人でいようとしただけなのに。

ここまで追い込まれてしまうのは、トーマスにとって理解できない恐怖そのものだろう。
それは観ている側にも感染してくる。
こんなことは現実にはあり得ない、と思いつつも、もしかしたらという思いに駆られるのだ。
その時、自分がトーマスと同じ状況に陥ったとしたら。その先を考えるのは怖い。

なんか観ていてすごく気の毒になった映画だった。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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