ここは退屈迎えに来て

2020年05月15日
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おススメの一本
80点

山内マリコの小説を廣木隆一が映画化。

ここは退屈迎えに来て



十年ぶりに東京から故郷に帰ってきた「私」は、実家で冴えない日々を送っていた。ある日、私は高校の同級生からみんなの憧れだった椎名くんに会いに行かないかともちかけられる。悩みながらも行こうと決意する私。一方、ずっと地元に残っていた椎名くんの元彼女の「あたし」は、いまだに椎名くんのことを引きずっていて……。

現在とキラキラしていた高校生の頃を交互に描く様子がたまらない。
どうしたってあの頃のほうが輝いていたのは間違いなくて、だからこそみんな現在がくすんで見えてしまう。
そもそも比べること自体が無意味なんだ、なんて思えない。

どうしてあの頃はキラキラしていたんだろう。
いつから自分はこうなってしまったんだろう。
そんな、誰もが一度は思うようなことを映画は丁寧に、しかし残酷に描写する。

椎名くんを演じるのは、こういう役をやらせたらピカイチの成田凌。
彼が演じてみせる姿は、本当にうらやましいほどキラキラとしていて、それがたとえ思い出補正だとしても嫉妬してしまうぐらいだ。
それでも、いまを生きていかなきゃね、というラストもいい。

青春群像劇の傑作だと思う。

※ほか、ちょっと。
・とにかく一人一人の描写が丁寧。しかも、どれもが心に痛い。
・門脇麦、橋本愛をはじめ、全員が生きている。映画館で観たかった。
・「チワワちゃん」にちょっと似てるなぁと思った。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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