万引き家族

2020年05月17日
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おススメの一本
80点

是枝裕和のカンヌ、パルム・ドール受賞作。

万引き家族



東京の下町に暮らす柴田治とその家族たち。彼らは万引きで生計を立てていた。それでも彼らは暗くなることもなく、家族の間にはいつも笑いが絶えなかった。そんなある日、柴田は夜の町で一人の少女を見つけ、家へと連れてくる。「ゆり」と名乗った少女は、それ以来柴田家の一員に加わった。しかし、彼らはテレビでゆりが失踪したと伝えられているのを知ってしまい……。

ものすごいやさしい人たちの話なんだけど、その絆が犯罪ってところが肝。
許せるのか、許せないのか、観ていても判断がつけられない。
だけど愛おしい。

群像劇のようにそれぞれの人物の抱えている闇や、現実、思いなんかを静かに映し出しているのが上手い。
そして、それが「家族」をキーワードにつながっていく様が、また上手い。
彼らは正しい家族ではないのかもしれない。けれど、力の限り、家族であろうとした人たちだった。
誰に肯定されなくても、家族だと観客の目にだけは映るだろう。
それぐらい、ちゃんとつながっている「家族」そのものだった。

この家族を否定し、崩壊させる社会って何なんだろう。
それは本当に正義と言えるんだろうか。
観終わってからもわからないでいる。

※ほか、ちょっと。
・樹木希林が素晴らしい。が、リリー・フランキーと安藤サクラも負けず劣らず素晴らしい。
・松岡茉優の役どころが絶妙。彼女と風俗客とのやり取りはたまらなく泣けてしまう。
・是枝監督は子供の可愛さを撮らせたら最高だな。
・松岡茉優ってこんなに胸がなかったんだ、と驚いた。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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