焼肉ドラゴン

2020年05月17日
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おススメの一本
73点

脚本家・演出家の鄭義信が、自らの舞台を映画化。

焼肉ドラゴン



昭和44年、高度経済成長期の真っただ中にある大阪で、韓国人の龍吉は「焼肉ドラゴン」を経営していた。バラックに囲まれたボロボロの下町で、足の不自由な長女、静花、その元恋人でいまは次女の梨花と結婚している哲夫、クラブで働く美花、学校でいじめに遭っている長男の時生らは、それぞれに問題を抱えつつも毎日を騒がしく生きている。しかし、時が経つにつれて、状況は変わってきて……。

人間が生きている、と感じられるぐらい、登場人物たちがみんな生き生きとしている。
ダメダメだったり、悩んでたり、うじうじしてたり、いろいろあっても、でも全力で生きているのが伝わってくる。
必死に生きるからこそ、悲劇も起こる。でも、彼らは負けない。
そこに追い打ちをかけるような出来事が起こり、どうにもならなくても、彼らは笑顔を見せる。
その姿がたまらなく尊く思えた。

在日の人を扱ったものの中では「GO」と並ぶくらいいい。
役者もみんな見応えがあってよかった。
特にお父さん役のキム・サンホとお母さん役のイ・ジョンウンの良さと言ったら格別。
この二人にはとことん泣かされた。

群像劇のようにも見えるし、家族の物語のようにも見える。
素晴らしい人間劇だと思った。

※ほか、ちょっと。
・ただ、やっぱりこれは芝居だよなぁっていう気はどうしてもしてしまった。というか、芝居で観たいと強く思った。
・コメディ調の大泉洋も絶好調。それでいて格好いいシーンではちゃんと格好いい。
・真木よう子の役は反則だよ。あんなん、絶対に惚れるよ。
・後半はかなり胸をえぐるような展開が続きます。覚悟しておいてください。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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