検察側の罪人

2020年05月18日
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おススメの一本
70点

雫井脩介の原作を木村拓哉、二宮和也のダブル主演で映画化。

検察側の罪人



東京地検の最上の元に、かつての教え子だった沖野が配属されてきた。沖野が担当することになったのは老夫婦刺殺事件の容疑者・松倉重生の取り調べ。だが、へらへらとした態度の松倉は、犯行を否認する。そんななか、新たな容疑者が浮かび上がり、検察の目もそちらに向きはじめる。しかし、最上は松倉の犯行だと信じて疑わなかった……。

キムタクとニノの共演ということで、やたら騒がれたけど、それ以前にこの映画の監督が原田眞人だということを忘れちゃいけない。
ちゃんとそれぞれの人物の背景をもしっかりと描き、それぞれの人物の厚みを確かな手ごたえで増していく。
いかにも原田眞人といった感じの骨太な作品だと僕は思った。

人が人を裁くことができるのか、というテーマもとても重い。
23年前の事件を克明に描くことで、その事件が終わっていないことが伝わってくるし、今度こそ終わらせてやるんだというキムタクの強い意志も伝わってくる。
でも、それを現代に当てはめて強要することが正しいのかどうか。
キムタクを理解できないニノの気持ちも痛いほどわかる。
どっちもわかるから、余計に考えさせられる。
本当に正しい正義とは何だ、と。

戦争の話が絡んでくるのは意外だったけど、これは現代の映画監督が持つ共通したテーマなのかもしれない。

重いテーマを含んだエンタメ作品を、しっかりとした演技の役者たちが作り上げたいい映画だと思う。

※ほか、ちょっと。
・ニノの演技はすごかった。
・でも、酒向芳のとんでもない怪演がすべてを持っていった感もある。
・キムタク嫌いな人でも観たほうがいい。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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