愛しのアイリーン

2020年05月18日
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おススメの一本
71点

新井英樹の原作漫画を吉田恵輔が実写映画化。

愛しのアイリーン



田舎で暮らす42歳の独身男、岩男は、同僚の吉岡愛子に振られ、やけになりフィリピンに渡り、金で国際結婚をしてしまう。しかし、日本にやってきたアイリーンを、岩男の母、ツルは受け入れようとはしなかった。一方、アイリーンも岩男と関係を持つことを拒み、二人の仲もうまくいかない。そんななか、アイリーンに売春をさせようと、塩崎というヤクザが彼らに近づいてきて……。

ヤスケンこと安田顕のゲスっぷりと狂気がすさまじい。
不器用でずるくて器の小さい岩男の、悶々とした苛立ちを、この人はなんと見事にゲスして演じてみせるのだろう。
「俺はなぁ、300万払ってんだぞ。オマンコさせろぉ!」
と絶叫するシーンなんか、もう人間のクズにしか見えない。そこがいい。

また、それに輪をかけて良かったのが、木野花とアイリーンの喧嘩シーン。
二人は言葉が通じないなかで、憎悪をむき出しにして、ののしり合う。
その熾烈さは、観ていて怖くなるほどだ。

どこまでいっても報われない。
ただただ、岩男の歪んだ愛情だけが浮き彫りになってくる。
その愛が唐突に終わりを迎えた後は、ツルとアイリーンの歪な関係が残る。
残酷なまでに救いのない映画だ、と思った。

エグい。

※ほか、ちょっと。
・ものすごくゲスいのですが、ものずこくエロいです。
・ヤスケンっていい人そうなのに、こういうクズ役が本当に似合うよなぁ。
・観終わってぐったりと疲れるような映画でした。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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