ノクターナル・アニマルズ

2020年05月22日
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観ておきたい一作
75点

小説と現実を平行に映像化して見せたミステリー映画。

ノクターナル・アニマルズ



ギャラリーの経営者であるスーザンは、成功者として裕福な暮らしをしていた。しかし、夫のハットンとは冷えた関係であり、彼女は常にどこか空虚な感じを抱いていた。ある日、彼女の元に20年前に別れたもっと夫、エドワードから荷物が届く。それは「夜の獣たち」と題された小説の原稿だった。小説の中ではトニーが、殺された妻と娘の復讐を果たすべく行動をはじめる。それを読み進めていくうちに、彼女は小説と現実のおかしな共通点に気づきはじめ……。

現実のパートと小説の中のパートがごっちゃになって描かれているのが新鮮。
ジェイク・ギレンホールが元夫、エドワードと、小説の中の主人公トニーの両方を演じているため、その混じった感覚は余計に強くなる。
まったく違う話なのに、小説の中には現実にあった思い出の品物が出てきたり、現実を暗示させるような出来事が起こったりする。
直接的では決してない。かといって完全に離れているわけでもない。
小説の世界が徐々に現実を蝕んでいくような、とても不思議な感じを受ける。

これはエドワードからのメッセージなのか、それともスーザンが抱く妄想なのか。
それすらもわからなくなっていき、最後には小説が現実にある答えを叩きつける。
愛なのか。復讐なのか。それとも別の思いが込められているのか。

すべてが観る人の解釈次第ってのも、この映画には合っている。
僕は愛だと思った。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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