武曲 MUKOKU

2020年05月22日
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まぁまぁ面白い
68点

藤沢周の原作を熊切和嘉が映画化。

武曲 MUKOKU



幼少の頃から父親に「殺す気でかかれ」と剣を叩き込まれてきた矢田部研吾は、立ち合いで父親を再起不能にしてしまったのをきっかけに剣を捨て、自堕落な生活を送るようになっていた。一方、高校生ラッパーの羽田は、かつての研吾の師匠でもある和尚に天性の素質を買われ、剣道部へと入部する。次第に剣道の魅力にとりつかれていく羽田は、ある日、研吾と一戦交え、一本を取る。それ以来、二人は再戦の日を待つようになり……。

あまり邦画では見ないタイプの映画だと思う。
設定も物語もかなりデフォルメされていてマンガっぽいのだが、映画はそれを茶化すでも、派手にするでもなく、むしろ地味に地に足をつけて撮っている。
その分、余計に迫力が増している感じ。

剣道という限定された世界のため、殺陣が映えているのも魅力的に感じた。
立ち合いのシーンはいくつかあるが、どれも見応えがある。

これから輝いていく少年と、輝きを失った青年という対照的な二人を主人公にしたことで、物語にも深みが増している。
少年の成長記とも、青年の復活記とも見えるし、それがぶつかり合う立ち合いのシーンは嫌でも盛り上がる。

惜しいのは対決のその後が長いところだろう。
ここはもうちょっと削って短く見せてもよかったと思う。
そのほうが、まとまりが生まれるし、テンポもよくなる。
ここだけ惜しい。

でも、格好いい映画でした。

※ほか、ちょっと。
・村上虹郎ってあんまり好きじゃないんだけど、この役はすごくよかった。
・あんまり、熊切和嘉っぽい作品ではない。
・二人が殺し合いにのめり込んでいくシーンにはゾクゾクした。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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