親知らず

2020年05月29日
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こりゃいまいち
46点

札幌大谷大学4年生の宮嶋風花の卒業制作長編作品。

親知らず



母親を亡くしたばかりの明日美は、父親との二人暮らしにうんざりしたものを感じていた。親知らずを抜いてから、余計にその気持ちは募る。そんななか、学校や街には変わった人たちが現れはじめ……。

映像はものすごくプロっぽいのに、内容はひどくアマチュア臭がする。
脚本、演出、構成のどれをとっても、撮りたいものを撮ったらこうなった、というのではなく、こういう雰囲気の映画を撮りたい、と思って作った感じ。
たぶん、この人はアングラなお芝居とか映画とかが好きなんじゃないだろうか。
でも、形だけ真似てもそういうものはできない。

なんと言うか、悪く言えば格好つけすぎ。
アングラな雰囲気を狙ってるのはわかるけど、その狙いが見え見えなのは、むしろ鼻につく。

出てくるキャラ(人物ではなくキャラになってしまっている)も、いかにもな感じのアングラ風だし、あるのかないのかわからないような物語も、ああそんな感じの映画を作りたいのか、とわかってしまって面白みがない。
様式美としての魅力があれば、それでもまだ観られたけど、これに関してはアマチュア風が邪魔して様式美にもなっていない。

「背伸びしないで、いま自分が出せるものを撮りなよ」と言ってあげたい。

※ほか、ちょっと。
・アマプラに卒業制作作品とかは出さないでほしいというのが本音。
・台詞、棒読みの役者が多過ぎるだろう。
・ただし、カメラワークだけはあらためてプロ級なんだよなぁ。
・映画にはテーマが必要だ、なんてことは思わないけど、何が言いたいのかわからない映画はやっぱりあんまり面白くない。
・あらためて「みちていく」は奇跡的な卒業制作作品だったんだな、と思う。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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