キングダム

2020年05月30日
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おススメの一本
72点

原泰久の人気マンガを山崎賢人主演で実写映画化。

キングダム



奴隷の子として育った信(しん)は、ともに暮らす漂(ひょう)と、いつか天下の大将軍になることを夢見て、剣の腕を磨きあっていた。ところが、ある日、王宮からの使いが現れ、漂は王都へと連れていかれてしまう。しかも、数日後、戻ってきた漂は深手を負い、瀕死の状態だった。漂の遺言である場所へ行くことを託された信は、そこで漂にそっくりな政(せい)と出会う。やがて、漂が政の身代わりとなって死んだこと、政が弟に玉座を奪われ、奪還の道を探っていることを知った信は、政と行動を共にすることに。だが、政の味方は少なく、政は四百年前に親交を断った山の民に頼ることにするのだが……。

原作は読んだことがないし、アニメも見たことがありません。
そのうえでの感想ですが、単純に観ていて面白かったです。

三国志を思わせるような骨太な物語と人物たちがまずいい。
そして、脚本、演出、演技、音楽など、あらゆる要素がこの世界観を作り上げようとしていて、それが上手く絡み合ってるのがいい。
特に作り物とは思えないセットと美術に関しては素晴らしいと思いました。

大作の場合、往々にして「なんでそこに金をかける!」と思うようなことが多いのですが、この作品では制作者が金のかけどころをしっかりわかっている感じがします。
CGでアクションシーンを派手にするよりも、エキストラを集めて迫力を出すほうを選んでいたり、衣装に相当こだわっていたり、本当に金のかけかたが上手いです。

ロケーションを最大限生かした画づくりも、リアルさを生み出しつつ、壮大な迫力を生んでいます。
ここら辺も上手いなぁと感心しました。

予想外によかったのは、殺陣とアクション。
斬るのではなく、叩きつけ刺すを中心にした殺陣は、これまた迫力があっていいです。
ワイヤーアクションを多用しながらも、しっかりと体のぶつけ合いを見せるアクションも魅力的。
観ていて爽快感がありました。

役者で特筆すべきは吉沢亮でしょう。
一人二役を演じ分けているだけでなく、彼はそれぞれ別の見栄を切っても見せます。
本当に上手いなぁと感心しました。素晴らしい演技です。
また、何を演じても同じように見える山崎賢人が、自分自身をかなぐり捨てるかのような熱量で信を演じているのにも驚きました。
言われても彼だと気づかないレベルです。
昔、柳楽優弥が大化けした時の演技を彷彿とさせます。
これから、彼はどーんと伸びていくかもしれません。

唯一、気になったのは「これはいつまで作るんだろう?」という点。
続編の製作が発表になりましたが、次で終わるような話ではありません。
かと言って、ずっと作り続けるわけでもないでしょうし、そこら辺はどうするのか気になります。

※ほか、ちょっと。
・王騎のキャラクターの存在感がすごすぎる。続編では活躍するんでしょうか。
・2019年の実写最大のヒット作、というのも納得しました。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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