シコふんじゃった。

2020年06月03日
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おススメの一本
78点

周防正行が本木雅弘を主演に描くスポ根相撲コメディ。

シコふんじゃった。



教立大学四年生の山本秋平はコネで就職を勝ち取り、卒業までを悠々自適に過ごすつもりでいた。しかし、卒論担当の穴山教授に代返を見破れ、単位がもらえなくなることに。慌てる秋平に穴山は「相撲部に入らないか」ともちかける。しかたなく相撲部に入部する秋平。だが、そこには八年生の青木一人しかいなかった。試合に出るため、二人はメンバーを集め、いざ本番に挑むのだが……。

コメディとして秀逸。
人を傷つけるようなどぎつい笑いは一切ないのに、全編がユーモアに包まれていて、終始笑いっぱなしだった。
また、スポ根モノとしても相当に面白い。

やる気のない弱小相撲部が、負けを経験し勝ちたいと願うようになり、特訓を受けて、最後は強豪校と対決する。
という、典型的な王道のスポ根ストーリーが笑いと交じり合って、熱く胸を打つ。
それぞれの小さな青春の物語が盛り込まれているのも、さりげないながら上手い。

笑いながら気がつくと胸アツになっていて、ほろりとさせられてしまう、素晴らしい青春映画だと思う。
最初から最後まできっちりと作り上げられていて、どこにも無駄がない完成度の高さもすごかった。
なるほど、これがあって「Shall We Dance」が生まれたんだなぁ、と思わされた。

モッくんは超はまり役。チャラくて熱くて格好いい。
もはやお家芸と言ってもいい、竹中直人の下痢我慢演技も、観ていて楽しい。
清水美沙のお嬢様風な感じもとてもよかった。

※ほか、ちょっと。
・こんなにも嫌味がない柄本明を観たのは初めてな気がする。
・いま観てもおかしいんだから、すごい。
・最後の入れ替え戦はスポ根の極み。正子には泣いた。
・わりと棒読みの人もいるのに気にならないのは、キャラと物語の出来がすごいからなんだと思う。
・スマイリーがケツを出した理由だけ、ちょっとわからなかった。
・最後のひと言に至るまで、映画のどこにも緩みがない。傑作。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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