そして誰もいなくなった

2020年06月10日
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観ておきたい一作
71点

アガサ・クリスティーの原作をルネ・クレールが映画化した1945年のモノクロ作品。

そして誰もいなくなった



謎の人物オーエンに招かれて絶海の孤島にやってきたのは、使用人を含めて全部で十人。彼らはそこで、オーエンからの告発を聞き、怯える。そして、オーエンの宣言通り、童謡に歌われるままに、一人一人が謎の死を遂げていき……。

原作を読んだ時も、ドラマを見た時もピンとこなかったんだけど、これ観てよくわかった。
この原作はモノクロ映画でこそ、とんでもなく輝く。
絶海の孤島、消えてゆくインディアン人形、犯人不明の連続殺人事件という、かなり芝居がかった設定と物語も、モノクロ映画なら浮いてしまうことがなく、むしろ逆に雰囲気を増して魅力的に見える。
また、疑心暗鬼になりお互いを疑う様子や、次に殺されることを怯える様なども、やっぱりモノクロならではのリアルさが物を言う。

正直、これまでこんなに怖い作品だとは思ってなかったので驚いた。
ミステリーとしても秀逸だし、ホラーとしても絶品だと思う。

ラストを除けば、本当に最高の出来。
映画だからしかたがないけれど、せめて種明かしまでで終わって欲しかった。
この雰囲気で、あそこまで描いたなら、絶対に原作通りのラストのほうがいい。

※ほか、ちょっと。
・全部知って観てるはずなのに、怖かったし、面白かったです。
・モノクロ映画ならではの良さって、絶対にあると思うんだよね。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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