萌の朱雀

2014年03月13日
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おススメの一本
80点

この一作で世界を唸らせた河瀬直美監督のデビュー作。

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電車も通らない森の中の村に、ある5人の家族が住んでいた。その家族の一人である少女はやがて高校生へと成長し……。(あらすじ適当です)

人の思いや、人間関係や、その場の雰囲気など、言葉にできない空気のようなものを、映像として見せるのが河瀬さんは抜群に上手い。
だから、何がどうなっているのかもよくわからないのに、ぐんとくる。思いが迫ってくる。

同居する兄のような男性に惹かれる女の子の気持ちが痛い。
夫を失ってどうにもならない思いを抱えてしまった妻の気持ちが痛い。
どんなことがあっても家族を支えるおばあさんの気持ちが痛い。

設定に関してはほとんど説明がないので、正直、この家族がどういう人間関係なのかはよくわからない。
特に一緒に住んでいる男性の立場はまったくの謎。
でも、そんなことどうでもいいと思えるでき。

重い映画というわけではありません。
これは詰まった映画です。

※ほかあれこれ
・この監督は説明が嫌いなんだと確信した。「沙羅双樹」も同様でほとんど説明がない。「観てわかれ」と言われているようで、観ていて緊張する。
・この監督は夏がとても好きなんだと思った。だって、描かれるのはいつも夏なんだもの。(でも俺は冬に観た)
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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