赤い文化住宅の初子

2014年03月15日
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おススメの一本
85点

「さくらん」の脚本などで注目を集めているPFF出身監督、タナダユキの長編作品。(2008年5月現在)

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ボロボロの文化住宅で高校中退の兄と二人きりの貧乏生活をおくる中学三年生の初子。彼女は好きな同級生と同じ高校に行きたいと願うが、生活苦から就職しなければならなくなり……。

どこまで落とすんだと思わないではいられないほどに初子を落としていくストーリーがとてつもなく痛い。
15歳の少女がどうにかできる現実なんて実際にはほんのわずかだと思う。そこにあまりにも重い現実が現れたら、少女は一体どうするのだろう。
受け止めることもできない、逃避もできない、味方もいない、孤独で絶望的な現実。それでも生きていかなければならない現実。
それでも初子は現実に生きている。

極端に描かれてはいるものの、誰もが感じる気持ちがここにはあるんだと思う。
ドシッと伝わった。タナダユキ、すごいです。

※ほか、あれこれ。
・主演の東亜優さんの演技は素晴らしかった。この子の今後に期待大です。
・途中で入る初子目線のシーン(例えばクラスの中で一人きりとか)にぐっときました。これ、いい。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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