モル

2014年03月15日
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おススメの一本
85点

奇才、タナダユキのデビュー作にしてPFFグランプリ受賞作。

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生理になるとなぜか自殺者と目を合わせてしまい、さらに高熱を出しては座薬で熱を抑えている西原ゆかり。彼女はそんな毎日にうんざりし、ある日、自殺者に自殺の理由を問い詰めるべく現場に駆けつける……。

コメディではないのにすごくコミカル、だけどしっかりと心にぐっとくる。これは、ほかに例えようのない独特な魅力に溢れた作品だと思いました。

ぐいぐい惹き付けられて笑ってじーんときて観終わるとすごく満足感が残る。まさに良質のエンターテインメントです。

ちなみに、驚くべきことにこの作品は自主制作映画。これまで何本か自主制作の映画を観てきましたが、こんなに完成度の高い、きっちり楽しめる映画になっている映画を観たのは初めてでした。正直、自主制作の概念が吹っ飛びました。

一見すると「ネタ」のように見えるストーリーを、こういう形でネタじゃないものにまとめたのも上手い。さらに、ところどころで入るちょっと実験的な要素が自己満足で終わらず「見せるもの」になっているのが上手い。

個人的には作家の本谷有希子さんを見つけた時と同じくらい衝撃を受けました。タナダユキ、天才です。注目です。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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