ゲルマニウムの夜

2014年03月23日
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おススメの一本
80点

荒戸源次郎が製作総指揮を務めた、花村萬月原作の映画。

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苛立ちを抱えながら修道院で働くロウは、ある日修道女の一人と関係を持つ。だが、その一方で院長の相手をつとめるなどロウの毎日は屈折していて……。

説明がほとんどないためはじめのほうは何が起こってるのかがよくわかりませんでした。が、わからないけれどすごい緊張感があって、わからないなりにぐいぐいひきつけられます。

描かれるのは要は抑圧された世界の中の歪んだ欲望なのですが、その欲望が凄まじく、また多種多様なためひたすら圧倒されるという感じでしょうか。

描写はあまりに生々しく不道徳なので、嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。逆を言えば、それぐらい嫌な感じに欲望をリアルに描いている映画です。

ただ、ラストを含め「だからどうなんだ」という部分はほとんど描かれていません。何と言うか、ただ欲望を描き続けているだけなので、面白くはあるけれど中途半端な印象も受けました。
ここを描いたらもっと面白い映画になったと思います。

※静かな苛立ちを新井浩文さんが上手く演じています。いい役者さんだなぁ、この人。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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