ロルナの祈り

2014年03月31日
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普通に楽しめた
60点

「息子のまなざし」などで知られるダルデンヌ兄弟が描く愛の物語。

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アルバニアから密入国してきたロルナは国籍を買うためにクローディという麻薬中毒の男と偽装結婚をする。だが、ロルナはクローディとの生活のなかで徐々に彼を愛しはじめ、組織が彼を殺すことにも躊躇を覚えていく。やがて、離婚すれば彼が死ななくても済むと知ったロルナは離婚のための手続きを進めはじめる。だが、その矢先、組織によってクローディは殺されてしまい……。

ダルデンヌ兄弟特有の、相変わらずの何の説明のなさに興味をそそられました。気になって観ていくうちに徐々に状況がわかってくる。でも、わかった時にはもうすでに次の展開になっている。これがいい。

今回は「愛」ということですが、この監督だけにそんなに簡単な愛は描きません。いがみ合い、憎しみ合い、疎みあうなかで、ある日、自分がいることの意味に気づく愛。そして、心の中に徐々に溜まっていく愛。

後半のクローディがいなくなった後のロルナの姿が痛々しくてたまりません。これが愛なんだと恥かしげもなく思わされます。
この監督にはめずらしく、やや物語調で、作り物めいた感じがしないわけではありませんが、それでもよかったです。
特に、希望があるのかないのか、観ている人の判断に任されるラストシーンにはジーンときました。

※ほか、いろいろ。
・「ある子供」で陽気なブリュノを演じていたジェレミー・レニエがまったく違う役を見事に演じきっています。中毒の様子や、優しさ、弱さを見せるところなど素晴らしい。
・クローディが唐突に殺される展開は衝撃的でした。
・エンドロールに初めて音楽を使ったのが売りとのことでしたが、そこはあんまり印象に残りませんでした。
・久しぶりにここまで胸のない外国人女性を観た気がする。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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