DISTANCE

2014年04月03日
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おススメの一本
85点

ワンダフル・ライフに引き続き、是枝監督がARATA、伊勢谷友介、寺島進を迎えて撮った群像映画。

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カルト教団の引き起こしたテロ事件から三年。いまは亡き教団の実行犯の遺族たちは、今年も彼らが生活をしていた場所に供養に訪れていた。だが、運悪く車を盗まれてしまい、遺族たちは居合わせた元教団関係者とともに施設で一夜を明かすこととなる……。

是枝監督得意のドキュメンタリー風な撮り方で、現実そのものが浮かびあがります。
説明は一切なしで現在起こっているできごと、あるいは過去のできごとだけが淡々と描かれる。そこから少しずつ伝わってくるものがある。
上手く言えませんが、映画とはわかりつつも、現実として見てしまうといった感じでしょうか。
それだけに、ものすごく重いです。

家族の誰か、あるいは妻や夫がある日、宗教に入ってしまったら、一体どういう行動がとれるのでしょう。
「ある朝、スウプは」という映画でも同じことを思いましたが、こちらは人数が多い分、余計にそういうことを感じさせられました。

また、こういう映画の特性だと思うのですが、癖のある役者の演技が癖として際立たない。こんなに豪華なキャスティングなのに、映画としていい意味で地味に見える。すごいです。

まったく音楽を使わないのもこの映画の雰囲気にとても合っています。
いや、いいものを観た。

※ほか、どうでもいいことを。
・結局、ARATAの正体がわからない。最後にかけての謎かけが上手かっただけに余計に気になります。○祖の息子だったってことでいいんでしょうか。
・役者さんが全員上手いです。
・浅野忠信のずるい感じの青年も光っていました。
・能天気な優しい青年役に伊勢谷友介は映える。
・ARATAはやっぱり美しいです。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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