蟹工船

2014年05月18日
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まぁまぁ面白い
65点

小林多喜二原作のプロレタリア文学代表作を、SUBU監督が松田龍平主演で映画化。

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監督・浅川の監視の下で蟹工船の労働者たちは過酷な労働を強いられていた。そんな中、労働者の一人、新庄は現在の状況に疑問を持ち、現世を捨てて来世で生きようとほかの船員たちに集団自殺を持ちかける。だが、自殺は失敗。その後、漁の途中でロシア船に拾われるなどの経験をした新庄は、自らの状況を変えるためにストライキの決行をみなに持ちかけて……。

時代考証等は正直めちゃくちゃです。
蟹工船の船内もおそらく事実とは違うでしょうし、衣装もこんな風ではなかったと思います。
船員の環境も、原作とはかなり違う感じに描かれています。
この点、完全にフィクションとして観る覚悟は必要です。

が、お話として観るなら、これは十分ありです。
それだけの魅力をこのお話がきちんと持っています。

そしてなにより松田龍平が格好いい。
元々格好いい俳優さんですが、こんなに魅力的に輝ける役も久しぶりではないでしょうか。
僕は個人的に「悪夢探偵」が彼の最高傑作だと思っていましたが、これを観て変わりました。この新庄役、最高です。

工員に地味な役者さんをそろえたのも正解。お笑い芸人のTKOも出ていますがそれほど邪魔にならずきちんと演技をしています。
監督役の西島秀俊さんは好き嫌いが別れるところかもしれません。上手いのですが、僕はあんまりこの役に合っているとは思いませんでした。

でも、みなさん、上手い。
そして、繰り返しますが、松田龍平がとにかくいい。
彼を観るためだけにでも観に行っていい映画です。

※ほか、いろいろ。
・いくつか用意されたコメディシーンが上手く効いています。
・ラスト前の展開は衝撃でした。え?って一瞬なります。
・いろいろよかったのですが、主題歌だけはダメでした。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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