落語娘

2014年06月19日
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おススメの一本
80点

ミムラ主演の落語ムービー。(テレビでやってたので観ました)

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12歳の時に落語家になろうと決意したかすみは、大学卒業後、ついに憧れの枝光師匠の門を叩く。だが、枝光は「女にはできない」とかすみの弟子入りをむべなく拒否。結局、かすみはその場にいた破天荒な落語家・平佐の弟子となってしまう。そして、数年後。高座にも上がれず遊び呆けていた師匠の平佐は、ある日、やれば死ぬと言われている禁断の噺「緋扇長屋」をやると言いはじめ……。

これもダメなんだろうなぁ、と思って観たのですが意外や意外、すごく面白かったです。
これは単純な青春物語ではありません。成長物語でもありません。
もちろん、女性が閉鎖的な社会に進出していく社会派ドラマ、などとは関係がありません。
師匠と弟子の物語、は近いかもしれませんが違います。
これは単純に、怪談であり、笑い噺であり、小噺であり、落ちのある話です。
言ってみれば、この映画自体がそのまま「落語」なのです。

本当、上手いなぁと思いました。

また、そのことを十分に心得て撮っている監督、演じている役者さんも見事です。

テンポもいいし、ケレン味もあるし、キャスティングもいい。
唯一、時代劇の部分だけはもう少し上手く撮れたかもしれないのに、と思いましたが、それも邪魔というほどではありませんでした。

笑えるし、怖いし、ドキドキするし、ジーンともくる。
隠れた傑作だと思います。

※ほか、いろいろ。
・可愛いのになぜか色気のないミムラが、この役にすごく合っています。
・津川雅彦の破天荒ぶりも気持ちよかった。この人はこういう胡散臭いエロ爺役がとても似合う。
・落語の語りのシーンを、映像で見せたのも正解だと思います。プロの落語家がやらない以上、これは最善策です。
・同様に、益岡徹の高座シーンをテレビ画面以外、一切出さなかったのも上手い、と思いました。
・伊藤かずえの味もよかったです。
・怪談のところをはじめ、出てくる落語も秀逸です。
・ミムラが啖呵を切るシーンと津川雅彦が最後の落語を演ずるシーンは名シーンだと思う。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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