うつしみ

2014年07月23日
0
0
おススメの一本
75点

永遠のアマチュア監督・園子温が「性」と「身体性」をテーマに描く実験映画。

utsushimi.jpg



少しだけ映画に関わることになった写真家の荒木経惟、服飾デザイナーの荒川眞一郎、舞踏家の麿赤児。彼らの仕事を追う一方で、園子温は自らの映画の撮影も続けていく。その内容は、走ることが大好きな女子高生が、惚れたおでん屋の亭主に「初体験」の相手を頼むという内容だった。

いきなりカラオケ屋のビデオのような映像から始まったので、正直面喰いました。が、その意図がわかるとこれがじつに面白い。

テーマは別にして、おそらく監督は「映画本編」と「メイキング」を同時に見せるような映画を撮りたかったんだと思います。
三人のドキュメンタリーがあり、同時に映画本編があるのはそのためでしょう。そして、映画の本編の撮り方がおかしなくらいに雑なのも、たぶんそのためです。

この映画を普通の感覚で観てはいけません。そうやって観ると、カメラやマイクが映り込んだり、特撮(?)用のセットが丸見えだったり、素人でもやらないようなことが気になってしょうがなくなります。

でも、それもこれも、すべて「メイキング込みの映画」と考えるとすごい納得がいくのです。

僕はわりと園子温さんの実験的な映画が苦手で、受け付けないほうなのですが、これは抜群に刺激的でした。
変わり者好きな人には絶対におススメします。

※ほか、いろいろ。
・よくこんなの撮ったなぁというシーンが随所にあります。撮影は大変だったのではないでしょうか。
・女性の裸がバンバン出てきますが、少しもいやらしくないのが不思議です。
・役者はとにかくよく走りました。
スポンサーサイト



ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

Comment 0

There are no comments yet.