魔女の宅急便

2014年08月13日
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アニメ好きならおススメ
65点

角野栄子の児童文学を原作にした宮崎駿監督のアニメーション映画。(テレビでやってたので観ました)

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13歳になったら一人でどこかの街で修業を積まなければいけない、という決まりが魔女の世界にはあり、ちょうど13歳になったキキは一人で旅立つことになる。キキの希望は海辺の大きな街。だが、ようやくその街を訪れたキキを待っていたのは、人々の無関心さと表裏のある行動の数々。それでもなんとか、パン屋のおソノさんに助けられ、宅急便屋をすることになったキキだったが、なぜか魔法の力が弱まっていき……。

「飛べ!」とキキが言うシーンだけが強烈に残っていた作品だったのですが、改めて観てみると、あぁこれは「自立」を丁寧に描いた作品なんだなぁとわかりました。

キキの周辺では嫌なことが沢山起こります。これは、たぶん自立し始めた人が誰でも感じるようなことです。
それを乗り越えてたくましく生きているのがおソノさんであり、途中でキキが知り合う絵描きの少女であるのでしょう。
でも、キキはそれを正面から受け止めてしまうので、生きていくのが辛くなる。そこを、「魔法が弱まる」というふうに描いたのが上手いなぁと思いました。

映画公開時に使われた「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」のキャッチコピーそのままに映画はハッピーエンドで終わります。それが気持ちいい映画だと思いました。(コピーは糸井重里さんのもの。やっぱり彼はコピーの天才です)

※ほか、いろいろ。
・アニメ界では有名なアニメーター、金田伊功さんがこの映画に参加しています。この人は「金田飛び」という言われるほどの独特な遠近法を得意としていて、その爽快感はこの映画でも存分に発揮されています。(ジブリ映画では他にも「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「紅の豚」「もののけ姫」にも参加)とにかく、この人の描く「飛び」は気持ちいいのです。(僕は「銀河鉄道999」と「幻魔大戦」が最高だと思っています。金田さんは2009年に惜しくも亡くなりました。本当にご冥福をお祈りいたします)
・「宅急便」という単語が標章登録になっているため、ヤマト運輸がスポンサーについています。なんだかなぁって感じです。
・ナウシカのクシャナや、もののけ姫のエボシ、千と千尋のリンなど、宮崎アニメには必ずこういった「自立した女性」が出てきます。これっておそらく宮崎さんが無意識で求めている女性の理想像なんだと感じます。
・後で調べていてわかったのですが、キキの役と絵描きの少女の役を高山みなみさんが二役で演じていたそうです。すごいです。どうせコナンの人なんでしょと思ってた自分を反省しました。
・この映画のメインテーマ曲(ユーミンの主題歌ではありません)は、久石譲の最高傑作と言ってもいい曲だと思います。
・女優の蒼井優さんもこの映画が好きだそうです。大好きな女優さんなので、彼女もいつかジブリ映画に出てくれたらいいのになぁと思います。
・なんにしろ、元気になれる映画だと思います。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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