ソウ6

2014年08月25日
0
0
観ておきたい一作
75点

ソリッド・シチュエーション・ホラーというジャンルを定着させた「ソウ」シリーズの6作目。

saw6.jpg



ジグソウ亡き後も「死のゲーム」は続いていた。ゲームを仕掛けているののは、ジグソウの遺言を守り続けるホフマン刑事。彼が次に標的に選んだのは大手保険会社の社長だった。ジグソウを含め、多くの被保険者に対して、独自の「計算式」を使い、保険金の支払いを拒んできた社長。そんな彼の目の前に、同僚の「生」か「死」かを選ぶ4つのゲームが現れる。一方、ゲームの遺留品から警察の手はホフマン刑事に辿りつこうとしていた……。

「ソウ」シリーズとして観るなら失敗作なのでしょうが、これ単体の痛いホラー映画として観るなら合格点をあげられ出来だと思います。

見せない残酷描写やとことん不条理な状況、そして見事なまでのどんでん返し、と「ソウ」一作目にあった要素は、この映画ではほとんど見られません。でも、だからこそ、逆に映画として面白くなっていると僕は感じました。

これまでの「ソウ」シリーズは、いつも一作目を目指していて、結局一作目を超えられずすべてが失敗していました。
その「ソウ」の呪縛からようやく解き放たれた感じが、この映画からは伝わってきます。

「生と死」を選択する場面におかれた時、人はどんな行動をとるのか。そして、何を考えどんな選択をするのか。「ゲーム」はとても残酷で参加者に生と死を必ずもたらします。それでも選ばなければならない状況というのが、物語としてわかりやすくとてもよかったです。

また、どんでん返しを捨てたのも成功でした。
下手に伏線を張って失敗するよりも、この映画のように順に見せていきハラハラさせるほうが見ていて楽しいです。物語が複雑にならないで済んだのも、このどんでん返しを捨てたからだと思います。

決して「ソウ」を超えてはいませんし、「ソウ」シリーズでもなくなっている作品ですが、僕はこれ、シリーズの中では「ソウ」の次に好きな作品です。

※ほか、ちょっと。
・興行的には大失敗だったようで、この作品が原因で「ソウ」はシリーズの打ち切りが決まります。それもまぁ仕方がないとは思います。元々「ソウ」はシリーズにするべき作品ではありませんでした。
・「正解しても誰か死ぬ」というゲームは、これまでのシリーズとはっきり矛盾しています。
・ものすごく痛い場面が多いので、そういうのが苦手な人は観ないほうがいいです。
・エンドロール後のラストシーン(?)は、ちょっとよくわかりませんでした。
・次が完結編らしいので、せっかくだから最後まで見届けようと思います。
スポンサーサイト



ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

Comment 0

There are no comments yet.