アイデンティティー

2014年08月25日
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観なきゃよかったよ
30点

「17歳のカルテ」などを撮ったジェームズ・マンゴールド監督の描く密室系サスペンス。

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大雨による洪水で町から出られない状況の中、あるモーテルに11人の男女が集まることになる。売れなくなった元女優。元は刑事だった女優の秘書。その秘書が運転の途中で轢いてしまった瀕死の女性と、その夫と子供。結婚したてのカップル。水商売風の若い女性。囚人を護送中の刑事とその囚人。そして、モーテルの受付係。そんな中、女優が何者かに首を斬られて殺された。誰が犯人なのか、そして次に狙われるのは誰なのか。全員が疑心暗鬼に陥る中、まるでそれを無視するかのように次々と殺人事件が起こり……。

よく練られた脚本も、スリルに溢れた演出も、いい出来だとは思いました。が、よく出来ているだけに、僕にはそれがとても鼻につきました。

「メメント」を観た時と同じような印象。面白いのだけれど、その裏に「ほら、すごいでしょう」と言わんばかりの製作者の顔が見えてがっかりしてしまう感じです。

好みの問題もあるんだとは思いますが、こういう作品ならもっとえげつなく描いてもよかったような気がします。少なくとも僕はそう思いました。

「売り」であるらしいどんでん返しも、最初のシーンである程度想像できてしまうので、それほど効果的とも思えません。
二度目のどんでん返しはさすがに「え、なんで」と思いましたが、こっちは逆に理由が描かれなさすぎて、唐突な感じがしてしまいます。

面白い要素がいっぱい詰まっているだけに、「惜しい」と強く思った作品でした。

※ほか、ちょっと。
・主演のジョン・キューザックはいいなぁと思いました。
・この監督が撮った「17歳のカルテ」は大好きです。
・ネタバレするので書きませんが、そもそも僕はこの手のネタが嫌いです。なので、評価もそれゆえって部分があります。
・こういう作品を見る度にやっぱり「ソウ」(第一作)ってすごかったんだなぁと思います。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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