長江哀歌

2014年09月01日
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そこそこ楽しめた
65点

中国の若き俊才、ジャ・ジャンクーの撮った人生映画。(テレビでやってたので観ました)

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16年前に消えた妻子を探して船で奉節へとやってきたハン・サンミン。だが、唯一の手がかりである葉書に遺された住所はダムのためにすでに湖の底へと沈んでいた。一方、夫を追ってやはり船で奉節を訪れたシェン・ホンは、彼が別の女性と行動を共にしていることを知ってしまい……。

二つの物語が同時進行で描かれますが、それぞれ交差することはありません。同じ場所を舞台として起こるまったく別の話が二つあるといった感じで、雰囲気としてはオムニバスのような印象を受けました。

キーワードは「三峡ダム」なのでしょうが、この辺、事情をよく知らないとわからない気がします。少なくとも僕は知らなかったので、へぇそうなのかぁ程度にしか受け止められませんでした。

ただ、ダムが生む悲劇のようなイメージが映画全編を覆っているのは、美しくもあり、悲しくもあり、退廃的でもあってよかったです。実際、悲劇とはこんな感じで地味に起こるものなのかもしれません。

好みにもよると思いますが、基本的には沈黙と気まずさに満ち満ちた映画です。重いと言えば重い。よくわからないと言えばわからない。でも、残る。
そういう意味で僕は好きでした。

※ほか、ちょっと。
・意味不明なシーンがそれぞれの話のラストに二ヵ所出てきます。これに関しては本当に意味不明。まったくわかりませんでした。
・独特の間はこの監督特有のものでしょう。この間が気に入るかどうかで好き嫌いは分かれそうです。
・中国の新しい映画としてはとても魅力的だと思います。
・きっとこの監督さんはヘビースモーカーです。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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