マイライフ・アズ・ア・ドッグ

2014年09月01日
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観ておきたい一作
90点

「ギルバート・グレイプ」等のラッセ・ハルストレム監督が撮った子どもの成長物語。

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病気の母親と兄との三人暮らしをしていたイングマルは、母親の病気療養のため、夏休みの間だけおじさんの家に預けられることになる。そこに待っていたのは、個性豊かな村の面々。やがて、イングマルは彼らと打ち解け、楽しい日々を送りはじめるのだが……。

この監督は日常の幸せとそれを失った時の淋しさ、切なさを描くのが本当に上手い。
特にこの映画の夏休みのシーンと、その後ふたたび村を訪れるシーンは秀逸だ。

あまりに楽しかった思い出が、もう一度行くと変わって見える。
子どもの頃にたぶん誰しもが感じたであろうそういう感情が、ここでは丁寧に、重々しく、けれどユーモアたっぷりに描かれる。
あくまでも視点は子ども。だが、子どもは大人が考えるほどには子どもではない。

ラストシーンが前向きなのもとても心地いい。
本当、いい映画でした。

※ほか、いろいろ。
・男になりたいと願う少女サガとの淡い恋愛とも呼べない恋愛がまたいい。キュンとなる。
・主役の男の子の演技がいい。「大人は判ってくれない」の再来と言ってもいいんじゃないかと思う。
・エロスの要素がきっちり盛り込まれているのも、この監督ならではだと思う。
・カサノヴァ辺りから変な方向に行ってしまいましたが、ラッセ・ハルストレムの初期の作品は本当に傑作ばかりです。
・邦訳を付けるとしたら「僕は犬」とかでしょうか。「犬のような生活」ではない気がします。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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