ヘヴンズ ストーリー

2015年10月14日
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おススメの一本
70点

瀬々敬久監督が描く4時間38分の大作。

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家族を殺された8歳のサトは、妻と子を殺されて復讐を誓うトモキに共感と尊敬の念を覚えていた。それから数年後、サトはトモキの復讐の相手が釈放されたことを知り、トモキを探しにある島を訪れる。だが、トモキはすでに別の女性と結婚し、子どもまでもうけていて……。

生きている人間にとって人の死は決して終わらない出来事である、というメッセージが痛いほどに伝わってくる映画だった。
死は決してその場で終わるものではなく、延々と残された人を苦しめる。人はただその死を受け入れ、抱えることしかできない。向き合うことしかできない。
映画は群像劇になっているが、そのすべてに「死」が関わっている。それだけに、「死」の持つ意味のようなものが様々な形で伝わってくる。
必死に走って逃げようとするシーンが多いのも、死に対するメタファーのように思えた。
人は死から逃げることはできない。ならば、どうすればいいのか。
安易な答えを出さないところが、この映画の魅力でもある。

ただ、最終章はいらなかったと思った。
大切なのは生きている人にとっての死であり、死んだ人を出してしまってはそこまで描いてきたものが台無しになる。そこだけすごく残念だった。

※ほか、ちょっと。
・長さを感じさせない魅力はありました。
・忍成くんを久しぶりに観たような気がする。やっぱり彼はいい。
・日本版、罪と罰です。
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ひこくろ
Posted by ひこくろ
フリーでライターをしています。
有名人に会えるとワクワクしてしまうミーハーです。
1000本分の映画をぶった斬ってしまったので、これからはおススメの映画が1000本分溜まるまでやろうと思っています。

※おススメな映画があったらお気軽に教えてください。

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